ボカジュニオルスの本拠地であり聖地ボンボネーラに行った来たぞ!
って書くと念願かなって“ついに”行った感じでしょ!?
でもね、もう何回行ったかわからないぐらい行ってます。笑
それももの凄く。
だって、1年で6回アルゼンチンに行った年があったからね。
そして、知ってる人も多いと思うけど、昔、『ボンボネーラ』って店と『ラ ボンボネーラ』って言うレストランバーをやってました。
じゃあ、何故、ボンボネーラがオレにとって特別なのかについて書いていきますか!?
◆ボンボネーラを知ったキッカケ
オレにとって最初の世界的スター選手は間違いなくディエゴ マラドーナ。
それは亡くなった今も変わらないんだけどさ。
で、イングランドに留学してた高校生の頃、もちろんプレミアリーグになる前のイングランドリーグに夢中だよね。
そんな頃、サッカーダイジェストだったと思うんだけど、ディエゴのインタビューが載ってたんだよ。
優勝争いするナポリとイタリアワールドカップについてのアルゼンチン代表の記事だったと思うんだけど、それより気になったのが、過去に所属したボカジュニオルス、そして、そのホーム ボンボネーラへの愛を語ってて、『いつか戻りたい!』みたいな内容だったんだよね。
それって気にならない!?
だって、無茶苦茶盛り上がってるナポリより、もっとスゴいみたいなこと言ってたんだよ??
ってことで、【ボカ】ってチームが気になって、気になって・・・。
当時、日本では見れるサッカーの試合は限られてたし、アルゼンチンリーグなんて見る機会がなかったからね。
だから、詳しい人でもユニフォームのカラーとエンブレム、有名選手の名前を知ってるレベルだったんだよ。
そんな中、イングランド留学中のオレはと言うとSkyスポーツで週に一度のアルゼンチンリーグ中継が見れたのですよ。笑
そしたら、イングランドリーグが大好きだったオレはアルゼンチンサッカーに完全に心を持ってかれてしまったのです。。。
と言うのも、やってるサッカー自体が違いすぎるの。
綺麗なピッチでフットボールをしてるイングランドに対して、全く綺麗とは言えない紙吹雪だらけのピッチでバチバチにやり合うアルゼンチン。
それまでイングランドのスタンドの雰囲気が最高だと思ってたのに、アルゼンチンリーグはと言うと90分とんでもない音量での歌声が聞こえ、ずっと跳ねてる。
そして、何よりゴールの後には、人が後ろから前に雪崩落ちて行くでしょ??
そりゃ初めて見た時は『なんじゃこりゃ』だよね???
こんな感じで、ディエゴが言ってた『スタンドから人が降ってくる』って意味とかを理解して行く訳ですよ。
そう、こんな感じでイングランドに住んでいるのに、ディエゴのインタビュー記事からアルゼンチンサッカー、ボカに興味を持って行っちゃったんだよね。
ちなみに、このシーズンのボカは絶好調でディエゴラトーレ、バティストゥータの活躍で優勝したの。
ちょうど良いタイミングだったんだろうね。
◆ボケンセ
こんな感じでボカが気になって行くんだけど、よく考えるとボカよりもボケンセ(ボカのファン)に魅了されてる事に気づくんだよね。
だって、お気に入りの選手は出来てくるけど、それよりユニフォームとか歌ってる歌とかに興味がいってたからさ。
そして、いろんな情報を収集するとサポーター文化にぶち当たるんだよ。
サポーターナンバー、背番号12の意味とかね。
まっ、ボカだけじゃないけどアルゼンチンのインチャ(ファン)が隣国の南米やヨーロッパまで世界のサッカーファンにいろんな影響を与えたのは間違いないよね。
その影響された一人がオレって訳ですよ。苦笑
◆ボンボネーラとオレ
初めてアルゼンチン、ボンボネーラに行ったのは1995年に3月だったかな。
それがキッカケでその6月にボンボネーラってサポーターショップをオープンさせたんだよね。笑
で、あれから何回行ったんだろう!?
最初はただ仕入れとか都合の良い理由をつけてサッカー見に行ってただけなんだけど、次第に仲間が出来、ボケンセとの交流が始まり、ボカが南米王者になって日本に来ることになると、たくさん取材も受けたな〜。
気づけば現地のテレビ番組でコーナー作られたり、ミュージアムに何故かオレのサイン入りTシャツが飾られたり、CMみたいのに出たり・・・。
しまいには日本でボカの本を出版までしたからな〜。
まっ、アルゼンチン側からしたら、地球の裏側にボケンセがいて、ボカを応援してるって言うのはスゴく自分達をデカく見せるプロモーションにもなるもんね。
逆にアルゼンチンでアントニオ猪木好きのアルゼンチン人が【闘魂】って居酒屋やってたら猪木ファンの間では話題になるのと一緒の感覚だろうね。笑
◆ボンボネーラへ帰還
そんな思い入れたっぷりのボンボネーラに戻って来ましたよ。
もう10年ちょいぶりぐらいかな!?
コンパクトなスタジアムは何も変わってません。
外周に書かれているグラフィティーは色は薄くなって来てしまいました。
でも、それすら味です。
オレの友人で世界的な有名な【LA DOCE (ラ ドセ)】のボス キケのお店もスケールを増して、スタジアム周辺に何店舗もありました。
もう彼は亡くなっちゃったんだけど、彼との思い出をたくさん思い出しました。
そして、感じたのはボカはスポーツを超えてカルチャーになっているって事。
スタジアム周辺は観光者向けになって来てるな〜って。
それでいて、フラッと観光客が行けない雰囲気もある!?
『どっちなんだよ!?』って思うでしょ。
それは感じないとわかりません。苦笑
ディエゴの『人が降って来る』ってインタビューと一緒です。笑
だから現地に行って感じて欲しいのです。
◆まとめ
ボンボネーラに行って色々思い出すと『いろんな事をやってたな〜!?』って我ながらエモいよね。
2007年にクラブワールドカップで来日した時はボカとコラボでTシャツ、パーカーとか色々やったもんな〜。
そして、決勝戦、バネガにはユニフォームを貰う約束をしてたんだけど、交換しちゃっててなくて、交換したガットゥーソのユニフォームを貰ったっけ。苦笑
逆に嬉しかったのを思い出す。
もっと色々書きたい事もありますが今回はこの辺で・・・。笑
てか、この後、また面白い事があったので!?